ニュース
2020.12.28 商品・サービス

『DAY-GO!なび(事故防止&家族見守りアプリ)』実証実験の実施について

大同火災海上保険株式会社(取締役社長 与儀 達樹)では、株式会社カレンティア(代表取締役 星山 薫)と連携し、沖縄県の交通事故を削減する仕組みとして、『DAY-GO!なび(事故防止&家族見守りアプリ)』の構築に取り組んでいます。
沖縄県において、交通事故の削減が課題の一つとなっていますが、その中でも運転経験の浅い若年層や判断力が衰えてくる高齢者など、運転に不安な世代の交通事故発生割合が約60%を占めており、この課題に対して、アプリおよびwebサービスを無償提供することで、交通事故削減につなげることを目的としています。
本取り組みについては、沖縄県の令和2年度アジアITビジネス活性化推進事業(※)に採択されており、その支援を受けて、2021年1月に実証実験を行います。
実証実験をとおして、アプリの各機能など使いやすさの検証や、アンケートによる利用者の実態およびニーズを把握し、2021年4月の本格的事業スタートに向けてサービス内容を検討します。

※沖縄県の補助事業で、情報通信関連企業が県内の他産業と連携し、産業ニーズを踏まえ、ITを活用した新たなビジネスモデルを構築するための取り組みを支援するもので、選定されると事業実施にかかる費用の一部が補助されます。


■実施概要(実施期間:2021年1月12日~2021年1月31日)
2021年1月12日~2021年1月31日の期間に実証実験協力者500名以上を対象として、沖縄本島の交通事故多発交差点等にて、下記の交通事故削減につながる機能(アプリ)や「かぞく見守り」機能(Web)に対して、有用性の実証を行います。

①事故削減機能(アプリ):安全運転診断(ドライブレコーダー機能)、適正チェック(認知・動体視力)機能、事故多発交差点お知らせ機能
②かぞく見守り機能(Web):アプリ利用者の診断結果(安全運転診断・適正チェック)をwebサイト側で共有する機能

■実証事業の背景
沖縄県の重要課題の一つに「交通安全の確保」がありますが、2019年度の交通事故の世代別割合では、運転経験の浅い若年層(10~20代)が45%、判断力が衰えてくる65歳以上の高齢者が約15%と運転に不安な世代が約60%を占めています。
また、社会問題となっている「あおり運転」や、身体的能力の低下による高齢ドライバーの事故など、交通安全にかかる課題は多数あります。
これらの運転者だけは解決できない課題に対して、運転者を見守る家族も加えた家族単位で、安全運転の意識を高めるアプリおよびwebサービスを沖縄県民へ無償提供することで、交通事故削減につなげることを目指します。

■今後の展開
実証実験後のアンケートにて、アプリやWebサービスの使いやすさや利用者の実態・ニーズを把握するとともに、実証実験をとおして取得したデータを基にバージョンアップを行い、2021年4月1日のサービス開始を目指します。
将来的には、継続してアプリを利用してもらうためにアプリが自動起動する仕組みや、走行時に自動で運転診断ができる仕組みを検討します。

■パンフレット
guide_experiment

SDGsの達成を目指して】
大同火災では、2019年4月よりスタートしている第13次中期経営計画にて、「SDGsに関する取組み推進」を掲げており、本取組みは以下の目標達成のための取組みとなっております。

【問い合わせ先】
情報システム部 システム開発課
平安名・松元(TEL:098-869-5923)